転職エージェントや転職サイトには、実際に転職を経験した人の体験談が掲載されていることがある。
けれどそれらの体験談は、たいてい役には立たない。
取り上げられている人が優秀すぎて参考にならなかったり、ただ単にデータを並べただけのような素っ気なさだったりで、
いったいここから私らは何を学べばいいの?
と思うようなものばかりだったのだ。
だから、思っていた。
転職エージェントや転職サイトの体験談は、まったくもって役に立たないと。
けれど、今日、エン ミドルの転職の体験談を読んで、その考えががらりと変わった。
「エン ミドルの転職」の体験レポート
転職体験レポートは「20代」「30代」「40代」「50代~」の大きく4つにわかれている。
もちろん、われら50代中高年が目指すのは「50代~」の転職体験レポート。
この記事を書いている段階での掲載レポート数は118件。かなり多いんじゃないかと思う。
掲載日がきちんと表示されている
このレポートの何が素晴らしいって、掲載日がきちんと表示されていることだ。
ご存じの通り、転職市場は世の中の景気動向にものすごく左右される。リーマンショックや東日本大震災の後すぐに転職活動を行った人と、求人数が増えてると言われている最近とでは、転職活動を取り巻く環境もだいぶ異なる。
掲載日がわかれば、その時々の環境を頭の中に浮かべながら、貴重な体験談を上手い具合に自分の中で消化していくことができる。
前職と現職が書かれている
50代中高年の求人はそもそもそれほど多くはないのだが、それでも職種によって多い、少ないの偏りがある。理系、文系によっても転職活動の方法は違って来る。
前職と現職が表示されていれば、どの体験談が自分にとって一番参考になるものなのか、おおよその目安をつけることができる。
他にもいろいろお役立ち情報
・登録した人材紹介会社数
・紹介を受け、応募した社数
・転職活動期間
も情報としては貴重だ。
人によっては「応募した社数」を「面接にたどりついた社数」としてカウントしていたりするので、そこに至るまでの戦いの歴史が分からないこともあるのだが、いずれにしても参考になるデータだ。
で、一番気になるのは転職活動期間。
ただしこれも人によってとらえ方が違うので、数字だけで判断するのは禁物だが、それでも皆さん思っていた以上に短期間で仕事を見つけているんだな、というのが率直な感想だ。
テレビやWeb記事などで散々書かれて来たような
100社以上に応募して、20社の面接を受けて、それでもまだ内定が出ていない(たとえばの数字です)的な状況は、この体験レポートではごく少数だ(ただし、リーマンショックあたりの転職体験談は壮絶)。
まとめ
当サイト「実録50代の転職・再就職」は就職活動まっただ中。現在進行形のまま記事を書いているので、おそらくは行間から不安や焦りみたいなものがにじみ出ているんじゃないかと思う。
対して、エン ミドルの転職の体験レポートを書いているのは、見事内定を勝ち取り、新たな職場で働き始めた人ばかり。
文章のそこかしこに余裕がある。
そんな余裕のある文章を読んでいると、ざわついた心がいつしか落ち着いて、まだまだ頑張れるんじゃないかと、そんな気になってくる。
いや、もちろん頑張るのは夫。励ますのが私。
モチベーションがアップするだけでなく、実際に中高年での転職を経験した人だからこそのアドバイスもとても参考になる。
それにしても思うのだ。
夫の退職が決まった時、ネットをいくら検索しても見つけ出すことの出来なかった50代中高年の体験談が、今頃になってひょっこりと、しかもこんなにもたくさん出て来るとは。
なんであの時見つけられなかったんだろう。
ためしに今「50代+転職+体験談」で検索をかけたら……。
ミドルの転職の体験レポートが一番上に表示された。
何を見ていたんだろう>自分。
でも。
もしもこのレポートをあの時見つけていたならば、このブログを作ろうなんて思わなかったはず。
これはこれで何かの巡り合わせなんだと、うん、そう思おう。
というわけで、50代で転職をお考え中、もしくは絶賛転職活動中の方は、真っ先にミドルの転職の体験レポートを読むことをオススメします。
きっと何らかの気付きがあるはずです。