転職活動が終了したので、活動期間から応募数、内定、給与まで全総括

転職活動が終了したので、活動期間から応募数、内定、給与まで全総括

夫の転職・再就職活動が終わった。

50代中高年で転職活動中のお仲間の方に、少しでもわが家の経験がお役に立てたらと思ってこのブログを書いてきた。

お役に立てたら、と思って始めたのに、逆に励ましのメールをいただくこともあり、思いもかけないブログ効果を実感したりもした。

そんなこんなの数ヶ月。ようやくわが家の転職活動も終わりを迎えた。

このサイトにお越し下さる方の検索キーワードを見ていると

「中高年 転職 成功」あるいは「中高年 転職 失敗」

なんて文字がちらほらあるようなので、わが家の、というか夫の転職活動が成功だったのか失敗だったのか、それらをひっくるめてここで総括をしたいと思う。

個人的な話なので、お役たつかどうかはわかりませんが、そこのところはご了承下さい。
スポンサーリンク

転職活動は成功? 失敗?

転職サイトと転職エージェントの違いって何? というところから始まったわからないことだらけの転職活動。

約2か月半の活動期間を経て、仕事内容、企業の安定性、給与に関してはほぼ満足のいく会社から内定をいただくことができた。夫の希望通りであったとも言える。

ただ、唯一残念だったのが、その会社が県外の企業であったこと。

家から片道4時間ほどの場所に本社があるので、これで定年までの単身赴任が決定してしまった。

事情があって、私がついて行くという選択肢がほぼないため、定年までの6年間どうするのよ?

という気持が私にはある。再雇用なんてなったら、6年どころか11年だ。

夫は6年で戻ってくると言い張っているが、その時のわが家の経済状況、あるいは社会情勢によっては、どうなるかなんてわからない。

11年ともなれば、単身赴任じゃなくてもはや別居、いやそれとも移住?

とも思うのだが、楽天家の夫はどうもそこまで深くは考えていないようだ。

「今までだって単身赴任をしてきたんだから、そんなに変わらないよ」

と夫は言う。

「6年後の生活を心配するよりも、これからの生活を安定させることのほうが大切だ」

とも。

対して私はといえば

「今が多少大変でも、ここで踏ん張って先々の生活を安定させることのほうが重要」

との考えで、この二人の考え方の違いは、結局最後まで埋まることがなかった。

平行線の話合いを続けるのと平行して、夫の弟、友人、はては今回の転職先とは関係のない他の転職アドバイザーさんにまで相談をしまくった。

そうして、最終的に夫は県外企業の内定を受けることとなった。

全部で4人の人に相談をしたのだが、その中の誰ひとりとして私の意見に賛成してくれた人がいなかったのが不本意ではある(笑)

思うに、現状を説明したのが夫だったので(私は実際には会っていない)夫視点のバイアスがかなりかかった状態でのアドバイスになったんじゃないかと、そんな風にも思っている。

ただ、言われたのは。

  • 50代で仕事内容、企業の安定性、収入の3つが満足できる会社からの内定はなかなか得られるものではない。
  • 単身赴任のリスク、定年後の生活に不安要素があるのはわかるが、未経験の職種に安い給与で飛び込む(この時点で他の1社から内定あり)、あるいはもう一度最初から転職活動をやり直すことのほうがリスクが高い。
  • そもそも転職活動をやり直したところで、他から内定を得られる保証はない。
  • 2月までに内定を得られないと(相談したのは12月)3、4月はどこの企業も新卒採用に重点を置いてしまうため、転職活動は5月以降にずれ込んでしまう。そこまで行くと精神的に辛くなるので、今よりかなり条件の悪いところに入ることになるのではないか。

などなど。

自分の努力だけではどうにもならない未知数な部分。それをあれやこれやと想像し、可能性やリスクの問題を中心にして話し合うのだから、なかなか話が先に進まない。

楽天家の夫は、何もかもが上手くいった場合を想定して将来の姿をイメージするし、反対に超慎重派の私は、上手くいかなかった場合を想定して、リスクが一番少ない方を選びたくなってしまう。

どこからどう見ても真逆な夫婦なので、今まではそれで上手いことバランスが取れていたのだが、人生の一大事に直面した途端、いくら話し合っても意見の一致に至るにはほど遠い状況になってしまった。

最終的には、働くのは夫なのだからということで、単身赴任となる県外の会社に就職することに決まった。

なので、今回の転職が成功か失敗かと問われれば

夫にすれば「成功」だろうし、私からすれば(夫には申し訳ないが)「失敗とは言わないまでも、成功でもないよな」ということになる。

受けた会社の数とその結果

以前と同じ職種の企業

応募10社

書類選考で落とされたのが5社。

書類選考通過の5社のうち、1社が一次面接通過せず。残り4社のうち1社が今回の内定先企業。

あとの3社は以下のような進捗状況だったのだが、内定が出た時点ですべて辞退。

A社 一次面接通過→二次面接辞退
B社 一次通過→社長面接→結果待ちの時点で辞退
C社 一次通過→社長面接→結果待ちの時点で辞退

単身赴任がネックなんだから、途中辞退なんてしないでこれらの会社に望みを託せば良かったんじゃないかと思う方もいるかもしれないが、実はこれらの企業も

すべて県外企業。

夫の職種そのものの求人が非常に少ないことはこのブログでも何度か書いているが、応募先を県外にまで広げてのこの結果なのだ。

これらの企業で共通して言われたのは、地方でずっと仕事をしていると、どうしてものんびりしすぎてしまう。なので首都圏で働いていた人のスピード感、競争意識のようなものをぜひ取り入れたい……というようなことだった。

本心でそう言ってくれたのか、はたまた建前なのかはわからない。

ただ、日本の人口バランスがものすごい勢いで崩れつつある昨今、地方での労働力不足はかなり深刻だと聞くから、一人でも多くの人を採用したいという気持もあったのではないかと思う。

勝手にそう思っている。

それでも、首都圏ではほんど歓迎されることのなかった50代の中高年を、貴重な即戦力としてあたたかく迎え入れてくれたことは間違いない。

書類選考で落とされた5社、一次面接で落とされた1社は上手くすれば家から通える範囲でしたがあえなく惨敗。首都圏では若い人シフトがより鮮明な印象を受けました。

以前の職種に近い企業

応募2社

書類選考で落とされたのが1社、通過したのが1社。

ただし内定が出た時点で、この通過1社も一次面接を受ける前に辞退。

こちらは全国展開の企業。単身赴任の可能性もあるにはあるが、本社が東京だったので上手くいけば自宅から通えそうだった。私的には一押しだったが、夫にとっては仕事内容が今ひとつだったらしい。

未経験職

老人介護施設の施設長で3社応募。

2社が書類選考で落とされ、1社から内定。

県外の企業で働くか、家族で一緒に生活できるこちらの介護施設にするか、最後まで迷ったのがここだった。

そもそもが人手不足の業界なので、年齢が上がるにつれて給与が下がるようなこともなく、60歳を超えても働ける余地が十分にあった。

仕事内容は未知数だったが、施設のマネジメント、職員の管理、予算の管理、役所関係との折衝、地域への貢献など、夫としては十分に魅力を感じる仕事ではあったらしい。

最大のネックは年収だった。

今は最低ラインで、今後は上がって行くと言われたのだが、それでも最初の数年間は、どう考えても赤字生活だった。

私が働けば何とかなるんじゃないかとも思ったのだが、それでもパート程度の働きでは年に100万程度の収入増にしかならない。100万円では到底足りないほどの不足額だった。

県外企業に行くか、介護業界に入るか、はたまた一から転職活動をやり直すか。

三者のどれを取るかで、気もちがぐらぐらと揺れた。夫とも毎日のように話合いを重ねた。

正直、夫が会社から退職勧奨を受けた時よりも、実際に転職活動をしている時よりも、どの道を選ぶかの話合いに費やしたこの3日間のほうが、私にとっては何よりも辛かった。

ひとつ選択を間違えたなら、今後の一生が大きく変わってしまいそうなそんな不安にさいなまれて、夜になっても寝ているんだか、寝ていないんだか、よくわからないような毎日だった。

生活のために働くのだから、家族が一緒に住めない生活に何の意味があるのだろうと思う反面、生活のために働いているのに、その生活すらままならないような年収でも果たして本当にいいのだろうか、という疑問もあった。

これ以上考えると、もはや転職の悩みではなくて、哲学の領域に足を突っ込んでしまうんじゃないか、そんなことを考えるほどに脳みそをフル回転させた3日間でもあった。

転職活動期間

先にも書いたが、転職活動の期間は

実質2か月半。

退職勧奨を受けた日から数えると、約3か月だった。

最短で半年、長ければ1年と踏んでいた私からすると、思いのほか早く決まったな、という印象である。

転職後の年収・給与

次の就職先の年収は、前職の約7割の水準。

以前の企業が外資系で、給与水準そのものが高かったため、数字だけ見るとずいぶんと減った印象があるが、これでも業界水準はキープしているんじゃないかと思う。

転職サイトや転職エージェントへは希望年収を前職の6割と申告していた。気持の中では最終防衛ラインは5割と考えていたので、数字だけを見るならば上出来ではある。

もっとも夫の場合は単身赴任なので、見かけの数字ほどには自由に使えるお金がない。なので前職の7割といえども、実は何とも微妙なところではある。

まとめ

50代ともなると、社会人経験が30年程度になる。

その間の経歴、経験、収入、家族、しがらみ……様々な要因が、30年の時間とともにひとりひとりに堆積している。

なので、ひと口に50代中高年の転職といっても、その背景は色々だ。もとめる条件も人それぞれだろうし、何よりも仕事に対する能力だって、新卒の人たちとは比べものにならないくらいに、幅があるだろう。

となると、若い人たちの就職や転職活動を語るのと同じようにして、50代中高年の転職はね、と十把一絡げに話を展開するのはいささか乱暴にすぎる。

自分がこうして体験談を書いておきながら言うのも何だが、誰かの体験談を読んだからといって、そのすべてが自分自身にぴったりと当てはまるわけではない。

誰かが「50代での転職なんて、契約社員か派遣以外は無理」と言っていたとしても、それを読んで悲観することはない。その人にとってはそれが真実であったとしても、自分にとっては必ずしも真実であるとは限らないのだ。

だから。

ネットに出回る情報を鵜呑みにして、いたずらに焦ることはやめたほうがいい。その情報は見知らぬ「誰か」のものであったとしても「私」のものではないのだ。

あくまでもひとつの参考として、心の片隅にとめておくに限る。

それでも、50代中高年の再就職に普遍的事実があるのだとしたら、それは

転職するのは若い人よりも圧倒的に大変

という事実。

これだけは間違いない。

自分ではどうしようもない年齢の壁に、どれだけの覚悟をもって立ち向かうことができるのか。折れない心を持ち続けることができるのか。

突き詰めて行くと、50代中高年の転職活動はここにすべて集約されてしまうのだなと、そんなことを実感した数ヶ月間であった。

できれば経験しないに越したことのない数ヶ月ではあったが、ここまで来たらもう「転んでもただでは起きない精神」でもって、この経験を今後の人生に活かしていきたいものだと考えている。


【人材バンクネット】
50代中高年の心強い味方!人材紹介会社集合型の転職支援サイトなので必ず登録できます。

この記事がお役に立ちましたらシェアお願いします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク