転職エージェント、転職サイト、人材紹介会社集合型サイトそれぞれの違い

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普通に生活していた頃には「転職エージェント」と「転職サイト」の違いなんてじっくりと考えたことがなかった。

「チョコレート」を「ショコラ」と呼んだり、「ワインレッド」を「ボルドー」と呼んだりするのと同じく、「転職サイト」より「転職エージェント」のほうが響きがいいから、だから、こうしたオシャレな呼び方がはやり始めたのだとばかり思っていたのだ。

あぁ、無知。

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転職サイトとは

大手では、リクナビNextやエン転職、マイナビなどが有名どころだろう。

サイトに登録されている求人情報に自分でアクセスし、ここならと思う求人を自分で探しだし、履歴書・職務経歴書をそえて自分で応募し、就職後の条件確認・交渉を自分で行う……、そう、そこにあるのは求人情報のみで、その後のことは何から何まで自分で行うサイト

それが転職サイト。

そう思っておけば、まず間違いはない。

もっとも近頃では、転職サイトでありながら、人材紹介会社や企業からスカウトメールを受け取ることができたり、他の転職エージェントの案件を検索することができたりと、その境目はかなりあやふやになっている印象を受ける。

リンク リクナビNEXT
リンク エン転職
リンク マイナビ

年齢制限が書かれていない

転職サイトと転職エージェントの境があやふやならば、転職サイトにだけに登録しておけばいいじゃないか。

そう思う人もいるかもしれない。

けれど、50代の転職者にとって、転職サイトはいささか使い勝手が悪い。というのも、掲載されている求人のほとんどに年齢制限が書かれていないのだ。

平成19年に改正された「雇用対策法」の第10条に

事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。

との規定がある。

法律の文章なんで、ものすごくわかりにくいのだが、要するに求人広告を出す時に、年齢制限はしちゃダメだからね、ということになったのだ。

均等な(就業の)機会を与えるために、年齢制限をしない。

一見、ものすごく素晴らしい条文のように見えるのだが、決してそんなことはない。転職サイトの求人条件に年齢制限がないことで、われら50代は途方もない労力を強いられることになるのだ。

なぜか。

条件にマッチしている企業に片っ端から応募しなければならないからだ。たとえ相手側が心のうちで「採用しても30代までかなぁ」と考えていたとしたって、求人情報からではそれを知るすべがない。

応募しないことには、自分の年齢がはたして受け入れられるのか、受け入れられないのか、それすらわからないのだ。

そうして、厳しい現実を言うようだけれども、たいていの場合は受け入れられない。

若い人とはこんなに違う。ビズリーチ登録でわかった中高年の転職・再就職の厳しい現実
50代ともなると、求人そのものが極端に少なくなるという。 けれど、思ったことはないだろうか。この 極端に少ない の...

↑上の記事でも書いたが、50代の求人は若い人たちに比べてざっと1/100

1社の面接を勝ち取るためには数十社に応募しなくては!

そのくらいの根性がないと、転職サイトの利用はなかなか難しい。

それでも、毎日、毎日、求人情報ばかりを眺めていると「ははぁん、これは若い人しかダメだよね」というツボが見えて来る。

たとえば。

年収例が28歳、31歳、35歳といった若手のものばかりだったり、社員の平均年齢33歳などと若者で活気あふれる企業であることをうたっていたり、もしくは「第二新卒歓迎」の文字が踊っていたり。

法律で年齢制限が禁止されているものだから、企業側もあの手この手で求める年代層を求職者側に伝えて来ているのだろう。ある意味、良心的とも言える。

ちなみに、こういった遠回しのメッセージを50代お断りと理解して求人検索を続けていると、まずほとんど何も残らない。

まったくもって個人的な意見ではあるけれど、50代の人間が転職サイトで正社員を探すのは、かなり難しい。時間のムダにも等しいものがある(けれど、無駄だと思ってもついつい検索してしまう悲しさ)。

自分はもう契約社員でもアルバイトでもいい。

そう割り切れた時にはじめて、利用価値が出て来るサイトと言ってもいいだろう。

登録してしばらくたつと、企業からのスカウトメールがぽっつりぽっつりとやって来るようになりました。ほとんどが目指す職種とは違うものですが、時折「おっ」と思うようなものも混ざっています。積極的に転職サイトを利用することはありませんが、ひょっとしてひょっとしたらの出会いを期待して、とりあえず登録しておくのは十分にありだな、と今では思うようになりました。

転職エージェントとは

ひとりひとりにアドバイザーが付き、職務経歴書の書き方や、面接での受け答えを指導してくれたり、応募予定企業の選考基準を知った上でのアドバイスをくれたりと、とても頼もしい存在である。

また、内定企業に対しては就職後の給与をはじめとする条件交渉などもしてくれることがあるらしい。

企業とのパイプがあるので、アドバイザーさんはあらかじめ求められる人材の条件をしっかりと把握している。なのでアドバイザーさんから案件を紹介された場合には、年齢のことを気にする必要はない。

あとは自分自身の経歴と、人となり、企業との相性にすべてがかかっている。

登録拒否

何から何まで良いことだらけのように見えるが転職エージェントだが、所詮は営利企業。

登録者に市場価値がないと見れば、手厚いアドバイスなどさずけてはくれないし、そもそも転職エージェントへの登録すらお断りというケースも多々ある(そして、多々遭遇している(涙))。

若い人たちですら転職回数が多かったり、年齢に見合ったキャリアがなかったりすると断られるケースが多いようなので、登録を拒否されたからと言って、すべてが終わったかのように落ち込む必要はまったくもってない。

ないのだが、そのたびに50代という年齢を意識してしまうのは事実。

人材紹介会社集合型サイトとは

転職サイトは50代では使いづらい、転職エージェントには登録を拒否される。

さあ、どうする。どんどん扉が閉ざされていく……。お先真っ暗なこの状態の中、唯一の希望とでも言うべきところがこの人材紹介会社集合型エージェント。

リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの大手転職エージェントは、すべて自前でアドバイザーを抱えている。

なので求人案件を自前で発掘し、市場価値の高そうな登録者を自前で選別し、その登録者ひとりひとりを自前のアドバイザーがサポートし、内定へと導いてくれる。

対して、ビズリーチや人材バンクネットなどの人材紹介会社集合型エージェントは、求職者と中小の人材紹介会社がそのサイトに登録をしている。

求職者は求人情報を探し、人材紹介会社は市場価値のありそうな人間を探す。うまくマッチするとスカウトメールが届くのだが、そのメールはビズリーチや人材バンクネットから届くのではなく、個々の人材紹介会社がこれらのサイトを経由して、私たちの元にメールを送ってくる仕組みになっている。

私たちにとって求人情報は1件でも多いほうがいいのと同じように、人材紹介会社にとっては登録者はひとりでも多いほうがいいはずで、だからこそこの手のサイトでは登録を断られることはまずない。

晴れて登録の手続きが終了すると、人材紹介会社との接点ができる。スカウトメールがばんばん来るなんてことはないが(1ヶ月で数件?)人材紹介会社との接点を持てるメリットは大きい。

なにしろ求人案件の年齢制限を(おそらく)把握している存在なのだ。

担当者による当たりはずれはもちろんあるだろうが、その部分をさっ引いても50代の私たちには人材紹介会社集合型エージェントは心強い存在である。

まとめ

以上、転職サイト、転職エージェント、人材登録会社集合型サイトの特徴をまとめてみた。

近頃では、転職エージェントに登録(申請)したはずなのに、気づけばエージェントの系列転職サイトに登録していたりと、自分がうっかりなのか、相手が巧みなのか、とにかく境界線が曖昧になっている。

転職サイトに登録して、たくさんの求人情報に触れるのもいいけれど、こちとら苦難の50代。使えない情報にばかり振り回されていても仕方がない。

転職サイト、エージェントの違いをしっかり理解した上で、50代ならではの知識と経験でもって、賢く立ち回っていきたいものである。


【人材バンクネット】
50代中高年の心強い味方!人材紹介会社集合型の転職支援サイトなので必ず登録できます。

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